72の法則とは?初心者にもわかりやすい金融知識

勉強ちゃん
これから、私と一緒に毎週ひとつずつファイナンスの知識を学んでいきましょう。
今週は72の法則です!
72の法則とは
「72の法則」とは、資産運用や投資の世界でよく使われる複利計算を簡単に見積もる方法です。
複利とは、利息が元本に加えられ、その合計にまた利息がつく仕組みのこと。
時間が経つにつれて雪だるま式に資産が増えるため、投資において非常に重要な考え方です。
72の法則では、次のシンプルな計算式を使います。
72 ÷ 金利(%) = 元本が2倍になるまでの年数
例えば、年利6%で資産を運用した場合、72 ÷ 6 = 12年です。
つまり、約12年で資産が2倍になるということです。
72の法則の具体例
- 年利3%:72 ÷ 3 = 24年 → 資産が2倍になるまで24年かかります。
- 年利6%:72 ÷ 6 = 12年 → 12年で資産が2倍です。
- 年利12%:72 ÷ 12 = 6年 → 6年で資産が2倍です。
このように、金利が高いほど短期間で資産は増えていきます。もちろん、利回りが高ければリスクも大きくなるため、注意が必要です。
72の法則が役立つ場面
- 投資信託や株式投資の利回りを比較するとき
どの程度の期間で資産が倍になるかイメージしやすくなります。 - 住宅ローンや借金の返済計画を考えるとき
借金も複利で増えるため、返済が遅れるほど負担が大きくなります。 - 老後資金のシミュレーション
長期的な資産形成の目安として便利です。
72の法則の注意点
72の法則はあくまで概算の目安です。
実際には税金や手数料、インフレ率、複利の回数(年1回か月1回かなど)によって結果は変わります。また、株式や投資信託などは利回りが安定しないため、実際にその通りにはならないケースもあります。
まとめ
「72の法則」は、金融知識の中でも非常にシンプルで実用的なツールです。
資産運用や投資を考えるときに、この法則を頭に入れておくことで、将来のイメージがぐっとつかみやすくなります。
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