2025.10.12

固定費削減プランを作成する｜無理なく支出を減らす5つのステップ

勉強ちゃん

昨日は支出を「見える化」して、固定費と変動費を分類しました。
今日はその中から「固定費」を中心に、無理なく削減できる項目を選び、実際にプランを作成していきます。
固定費は一度見直すだけで、毎月自動的に節約効果が続くため、最も効果的な改善ポイントです。
この記事では、私が実際に行った削減ステップと、具体的な行動プランを紹介します。

固定費を削減する目的を明確にする

「節約」という言葉には我慢のイメージがありますが、固定費削減の目的は“我慢”ではありません。
目的は「お金の流れを効率化すること」です。
つまり、払う価値がない支出を減らし、本当に必要なことに使えるようにすることです。

たとえば、スマホ代が毎月6,000円なら、格安SIMに変えることで3,000円以下に抑えられることがあります。
保険料も、生活状況や年齢に合わない内容を見直すだけで数千円単位で変わります。重要なのは、「どこを減らすか」ではなく「なぜ減らすか」を意識することです。

「固定費を削減して、その分を投資や貯蓄に回す」という明確な目的を持つことで、節約が単なる我慢ではなく、将来の自由を作る行動に変わります。

削減対象を選ぶ3つの基準

固定費を削減する際に大切なのは、「効果」「手間」「生活影響」の3つのバランスです。

1️⃣ 効果が大きいもの：
　通信費や保険など、金額が大きく見直し効果が出やすい項目です。

2️⃣ 手間が少ないもの：
　サブスクの解約やプラン変更のように、1回の手続きで効果が続くものです。

3️⃣ 生活への影響が少ないもの：
　不要な保険や使っていないサービスなど、削除しても不便にならないものです。

この3つを基準にリストアップすると、自然と優先順位が見えてきます。
私の場合、「スマホの通信プラン」「iphone AppleCare+」「ゲームサブスク」の3つが対象になりました。どれも“手間をかけずに効果が出る”項目です。
固定費削減のコツは、最初に簡単で成果の大きい部分から始めることです。

削減プランを立てるステップ

固定費削減は「思いつき」では続きません。計画的に行うためには、以下のステップでプランを立てるのがおすすめです。

ステップ1：対象を決める
昨日の支出リストを見て、削減できそうな固定費を3項目以内に絞ります。

ステップ2：比較調査をする
通信費なら格安SIM（例：ymobile、mineoなど）、保険なら見直し相談サイトを使い、金額差を確認します。

ステップ3：行動期限を決める
「○月○日までに格安プランに変更」「週末に保険の相談を予約」など、締切を設定します。

ステップ4：削減効果を数字で記録する
削減額 × 12ヶ月＝年間効果。目で見える形にするとモチベーションが上がります。

ステップ5：浮いたお金の使い道を決める
「投資」「緊急資金」「旅行」など、目的を決めておくことで浪費を防ぎます。

私の固定費削減の実践結果

今回、実際に固定費の見直しを行った結果、合計で月5,954円の削減につながりました。

項目	見直し内容	削減額（月）	メモ
通信費	SoftBankからY!mobileへ乗り換え	3,654円削減	通信速度も問題なく、コスパが大幅改善
保険	iPhoneのAppleCare+を解約	1,700円削減	故障時の修理費に備えて、別途積立を開始
サブスク	ゲーム課金を解約	600円削減	使っていないサービスを整理

これにより、毎月5,954円、年間にすると約71,448円の固定費を削減できました。
浮いたお金は、今後の積立NISAや緊急資金の準備に回す予定です。

特に通信費の見直しは効果が大きく、サービス品質を保ちながら節約できることを実感しました。
また、AppleCare+を解約する際は、「もしもの修理費」に備えて少額の積立を作るなど、**“保険を減らしても安心を残す工夫”**が大切だと感じました。

※AppleCare+を解約すると、以後の故障や破損時に修理費を全額自己負担することになります。
　たとえば画面交換でも約3〜4万円かかる場合があるため、あらかじめ「万一の修理用資金」を別で用意しておくと安心です。
私は、AppleCare+を解約する代わりに、「iPhone修理用の積立」を別で作ることにしました。
毎月1,000円を貯めておけば、2〜3年後には万が一の修理費に十分対応できます。
こうして「保険料を払う代わりに自分で備える」仕組みを作ることで、支出を減らしながら安心を保つことができます。