投資信託とETFどっちがいい?違い・選び方・初心者向け比較

勉強ちゃん

投資を始めるとき、必ず出てくる疑問が
「投資信託とETF、どっちを買えばいいの?」 という問題です。

どちらも分散投資ができて、初心者にも扱いやすい商品ですが、

  • 買える場所
  • 注文方法
  • 価格が決まる仕組み
  • 手数料
  • 再投資の仕組み
  • 投資できる商品の数

など、実は細かい部分で差があります。

この記事では、投資信託とETFの違いを初心者にも分かりやすく比較し、どんな人にどちらが向いているのか、どう選べば失敗しないか を徹底解説します。


投資信託とETFとは?まずは基本を理解する

投資信託とは?

投資信託とは、投資家から集めたお金をプロの運用会社がまとめて運用し、その成果を投資家全員でシェアする仕組みの商品です。
株式・債券・不動産・海外市場などを1本で分散投資でき、初心者でも少額からスタートできるのが大きな魅力です。
価格は1日1回だけ確定する「基準価額」で決まり、リアルタイムに売買するタイプではありません
これは株式のように板を見ながら取引しなくてよいため、投資経験が浅い人でも落ち着いて運用できます。

また、投資信託の最大の特徴は「自動化」に強いことです。
毎月積立はもちろん、毎週・毎日積立も可能で、NISAやiDeCoとの相性も非常に良いです。
さらに、分配金を自動で再投資できる“再投資型”を選べば、複利効果を最大限活かすことができ、長期資産形成にぴったりの仕組みとなっています。
手数料は「信託報酬」と呼ばれる運用コストが中心ですが、近年は0.08〜0.2%台の超低コスト商品も増えており、手数料負担は想像以上に小さく済みます。
投資初心者が最初に選ぶなら、投資信託は間違いなく扱いやすい選択肢のひとつです。

ETFとは?

ETF(上場投資信託)は、名前の通り「上場している投資信託」です。
中身は投資信託と同じように分散投資されたファンドですが、株式と同じように証券取引所でリアルタイムに売買できる点が最大の特徴です。
つまり、価格(株価)は市場の需給によって常に変動し、買いたい瞬間・売りたい瞬間に取引できます
特に米国ETFは手数料が非常に低く、長期投資家や配当投資家に人気があります。

ETFは、投資信託に比べて「買い方・管理方法の自由度」が高く、指値注文・逆指値・信用取引・貸株など、株と同様の機能を利用できます。
また商品数も非常に多く、世界各国の株式、セクター別、債券、不動産(REIT)、レバレッジ型など、目的に応じた投資が柔軟にできます。
分配金は自動再投資ができないため、お金として受け取りたい人には便利ですが、複利を最大化したい場合は自分で再投資する必要があります。
投資初心者にはややハードルがありますが、投資に慣れてきた人や手数料最重視の人にとって、ETFは非常に優れた金融商品といえるでしょう。


投資信託とETFの違いを徹底比較

どこで買える?

投資信託とETFの決定的な違いの1つが「どこで、どう買うか」です。
投資信託は証券会社や銀行、ネット証券などの“販売会社”を通じて購入し、価格は基準価額と呼ばれる値段で1日1回だけ決まります。
つまり、注文を出した時点の価格ではなく、夕方に計算される基準価額で買付が実行される仕組みで、「投資信託 ETF 違い 注文方法」で検索される理由もここにあります。
株のように値動きを気にする必要がないため、初心者にとって扱いやすいのが特徴です。

一方でETFは、東京証券取引所やNYSEなどの取引所に上場している商品で、株式と同じようにリアルタイムで売買します。
「成行注文」「指値注文」「逆指値注文」など株と同じ注文方法が使えるため、買うタイミングを細かく調整したい投資家に向いています。
価格は市場の需給に応じて常に変動し、1日中取引できる点が投資信託との大きな違いです。

このように、投資信託は「手間が少ない・積立しやすい」、ETFは「自由度が高い・リアルタイム売買可能」という特徴を持ち、投資スタイルによって使いやすさが大きく変わります。

価格の決まり方(基準価額 vs 市場価格のリアルタイム変動)

投資信託の価格は**基準価額(NAV)**のみで決まり、1日に1回しか更新されません。
どれだけ相場が動いても、購入・売却はその日の基準価額で実行されるため、短期的な値動きで焦る必要がありません。
この仕組みは長期投資にとても向いており、「積立投信 長期投資 基準価額 仕組み」といったキーワードで調べる初心者が多い理由でもあります。

一方のETFは、株式のようにリアルタイムで価格が動くのが特徴です。
市場の需給で取引価格が決まるため、同じETFでも時間帯によって買える価格が異なります。
また、ファンドの理論価値(NAV)と市場価格の間に小さな乖離が起きることがあり、特に流動性の低いETFでは注意が必要です。
しかし、米国ETFのように取引量が多い市場では乖離はほとんど発生せず、株価とほぼ同じようにスムーズに取引できます。

このように、「価格の決まり方」は投資スタイルと密接に関わります。相場を気にしたくない初心者は投資信託、リアルタイムで買い場を狙いたい投資家はETFのほうが適しています。

運用コスト(信託報酬)と手数料の違い

投資信託とETFを比較するうえで欠かせないのが運用コスト(信託報酬)と手数料の違いです。
一般的にETFのほうが信託報酬が安く、特に米国ETFは世界最低水準で、VTI・VOOなどは0.03〜0.05%という驚異的な低コストです。
一方、日本の投資信託も近年の競争で大幅に低コスト化が進み、0.1%未満のインデックスファンドも多く、「投資信託 信託報酬 比較」でも検索される人気テーマです。

ただし、ETFは売買のたびに取引手数料がかかる場合があります(現在は無料化も増加)。
また、米国ETFは為替手数料(円→ドル)が必要なので、長期で細かく買いたい人には向きません。
投資信託はノーロード(購入手数料無料)が当たり前で、積立を続けても余計なコストがかかりません。

結論として、積立中心の初心者=投資信託、まとまった資金で効率を追求=ETFといった使い分けが合理的です。

投資対象の種類・商品の豊富さの違い

投資信託は日本国内だけで数千種類以上あり、株式・債券・REIT・コモディティ・バランス型など、選択肢が非常に豊富です。
さらに「ターゲットイヤー型」「債券比率が自動調整されるファンド」など、長期資産形成に特化した商品も多く、選びやすさという点で大きなメリットがあります。

ETFは種類こそ投資信託より少ないものの、米国ETFが圧倒的に強いのがポイントです。
米国ETFでは、S&P500・全世界株式・NASDAQ100・高配当株など幅広い商品が超低コストで提供されています。
また、株価指数だけでなく、セクター別(半導体・ヘルスケアなど)、債券ETF、コモディティETFなど、専門的な商品も多いのが特徴です。

ただし日本のETFは流動性が低いものも多く、米国ETFもすべてがNISA対象ではないため、商品選びには一定の知識が必要になります。
この点、「投資信託 ETF 種類 違い」というキーワードで最初に情報収集する人が多いのも納得です。

分配金の扱い(自動再投資できるかどうか)

投資信託とETFの大きな差が分配金の扱いです。
投資信託には「再投資型」と「受取型」があり、再投資型を選べば分配金は自動的に再投資されます。
特に長期投資では複利効果が最重要であるため、自動で再投資されるのは大きなメリットです。
積立NISAやiDeCoとの相性が極めて良い理由もここにあります。

一方ETFは、受け取った分配金が自動再投資されません。
再投資するには自分で新規にETFを買い足す必要があり、最低購入単位(1株)があるため「細かく再投資できない」デメリットがあります。
米国ETFの配当金はドルで振り込まれるため、円に戻したい場合は為替コストも発生します。

つまり、複利を最大化したい初心者は投資信託、配当金を生活に活かしたいならETFという明確な使い分けが存在します。

信用取引や貸株はできる?投資行動の幅の違い

投資信託は信用取引ができず、貸株や空売りもできません。
あくまで「長期積立に向いたシンプルな商品」であり、リスク管理やレバレッジ操作が不要な分、初心者に適した仕組みとなっています。

一方ETFは株式と同じ扱いのため、信用取引・空売り・貸株・逆指値設定など、投資行動の幅が大きく広がります。
特に米国ETFは流動性が高く、「配当金を受け取りつつ、貸株金利も得る」といった運用も可能です。
上級者にとっては強力な武器になりますが、初心者には複雑な要素が多いため、まず投資信託で経験を積んだうえでチャレンジするほうが安全です。


初心者はどっちを選ぶべき?使い分けのポイント

初心者には投資信託がおすすめな理由

投資初心者にはまず投資信託一択と言えるほど優位です。理由は以下の通りです。

  • 自動積立ができて“放置”できる
  • 再投資型で複利効果を最大化
  • 売買コストがほぼゼロ
  • 少額(100円・1円)から買える
  • NISA(特につみたて投資枠)との相性が最強
  • 為替や注文方法を気にしなくて良い

これらは初心者が挫折しにくい要因そのもので、資産形成に必要なのは「知識の多さ」ではなく「継続できる仕組み」です。
その点、投資信託はもっとも継続しやすい設計になっています。

ETFが向いているのはどんな人?

ETFが向いているのは、以下のような投資家です。

  • リアルタイムの値動きを見て買いたい
  • 低コストにこだわりたい(特に米国ETF)
  • 円高のタイミングでドル転してまとめ買いしたい
  • 配当金を受け取りたい
  • 株式の操作(指値注文・逆指値・信用取引)が得意

ETFは自由度が高いため、投資経験者・中級者以上に向いています。また米国ETFは人気が高く、全世界株(VT)、S&P500(VOO)、高配当株(VYM)など、目的別に選べる商品が豊富です。

NISAで買うならどちらが有利?

つみたて投資枠:投資信託一択(ETFは対象外)です。
成長投資枠:どちらも買えるが、初心者は投資信託優勢です。

つみたて投資枠は投資信託のみ対象なので迷う余地はありません。
成長枠ではETFも買えますが、「非課税枠をムダなく使える」「自動積立ができる」点で投資信託がやや有利です。

ETFはまとまった金額を入れたいときに有効で、配当金を非課税で受け取れるのもメリットです。


投資信託とETFは併用できる?賢い組み合わせ方

「積立は投信、スポット買いはETF」という組み合わせ

投資信託とETFを併用する場合、もっとも現実的で効果的なのが「積立は投信・スポット買いはETF」という運用スタイルです。
投資信託は100円・1円といった少額から自動で積み立てられるため、時間分散が極めて効きやすく、長期投資の王道である“ドルコスト平均法”を自然に実践できます。
相場を見なくても勝手に買い続けてくれるため、忙しい会社員や投資初心者にとって継続ハードルが低いのが最大の魅力です。

一方ETFは、リアルタイム売買ができるため「相場が下がった時に一括で買う」といった戦略に非常に向いています。
特に円高局面で米国ETF(VOO・VTI・QQQなど)を買い増すと、為替も含めて有利な価格で仕込める可能性が高まります。
またETFは信託報酬が極めて低く、中長期での保有コストが安いため、積立ではなく“買いたい時に買いたいだけ買う”スポット投資と相性抜群です。

この「積立=投信」「スポット=ETF」という併用スタイルは、時間分散(投信)と価格分散(ETF)の両立が可能で、資産形成の安定性が一気に上がります。
初心者にも理解しやすく、上級者にもメリットが大きい、最も失敗しにくい組み合わせと言えるでしょう。

配当狙いはETF、長期積立は投信──目的で分ける考え方

投資信託とETFの併用を考える際、判断基準として非常に分かりやすいのが「目的で分ける」という方法です。
長期的に資産を複利で大きく育てたい人には投資信託が向いており、理由は“自動再投資”がしやすいからです。
再投資型のインデックスファンドを選べば、配当金や利子がそのままファンドに再投資され、雪だるま式に資産が増えていきます。
特に積立NISAでは配当受取型を選べないため、強制的に複利効果を最大化できる点も魅力です。

一方で、「毎月のキャッシュフローが欲しい」「将来的に配当金で生活費の一部をまかないたい」という人にはETFが適しています。
ETFは配当金が現金として受け取れるため、「使えるお金が増える」ことを実感しやすく、働きながらでもセミリタイアの準備が進められます。
特に米国ETF(VYM・HDV・SPYD)などは高配当ETFとして人気が高く、分散もしっかり効いています。

また、日本の高配当株ファンドよりも米国ETFの方が銘柄管理もシンプルで、税制上の扱いも明確です。
「育てる投資(投信)」と「受け取る投資(ETF)」を目的別に分けることで、資産形成と配当収入の両立が可能になります。


まとめ|最初は投資信託でOK、慣れたらETFも選択肢

投資信託:初心者向け・自動化・複利最大化・積立NISAと相性抜群です。
ETF:中級者向け・コスト最強・配当金が得られる・リアルタイム売買が可能です。

まずは投資信託で“積み立てる土台”を作り、
知識と経験が増えてきたらETFで効率化したり、配当戦略へ広げるのが最も失敗しない資産形成の進め方です。
併用することで、投信の「安定した積立」とETFの「柔軟な売買」を両取りできます。

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職業:Web開発エンジニア
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